<韓国歴史教科書国定化>教育部「教科書TF、青瓦台に毎日報告…当然のこと」(1)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2015.10.27 14:51
教育部のキム・クァンボク企画調整室長が26日「歴史教科書の国定化TF(タスクフォース)」に関して「団長らが青瓦台(チョンワデ、大統領府)に毎日、状況報告をした」と話したと正義党のチョン・ジンフ議員が伝えた。金室長はTF事務室があるソウル鍾路区東崇洞(チョンノグ・トンスンドン)の国立国際教育院で警察と対立した野党議員に、TFに関する説明をするため国会を訪れた。キム室長は「教育秘書官を含めて青瓦台の教育文化首席室に行って報告したり、内部のコンピュータ・ネットワークでも報告したりした」と話したという。これに対し野党は「歴史教科書の国定化を青瓦台が主導していたことがあらわれた」と攻勢をかけた。
◆「秘密組織」vs「正常組織」=結局論争は「青瓦台報告」の可否から「報告の適切性」の可否へと移っていきつつある。新政治民主連合の金瑛録(キム・ヨンロク)首席報道官は「朴槿恵(パク・クネ)政権が法令に基づかない秘密組織を構成して国定化のために歴史クーデター作業を進めてきた」として「秘密作業チームが青瓦台に報告して工作政治を展開してきたというのは、いかなる言葉でも弁解できない」と主張した。野党は23日、李丙ギ(イ・ビョンギ)大統領秘書室長の国会運営委の国政監査の答弁も問題にした。当時、李室長は「教科書の国定化は教育部が主体になって各界から意見を取りまとめ自主的に最終結論を出した」と話した。金瑛録(キム・ヨンロク)首席報道官は「黄祐呂(ファン・ウヨ)社会副首相も8日の国会国政監査で歴史教科書を国定にするのか検定にするのか決定したことがないと答えた」として「(すでに5日からTFを稼動していただけに)明白な偽証だ」と指摘した。